名古屋に泊まった2日目の朝は、名古屋駅の近くにあるトヨタ産業技術記念館と言う施設を観に行って来ました。
日本有数の大企業であり、世界の自動車界を引っ張るトヨタの歴史を知れる博物館。
とても広大な土地に繊維産業から自動車産業に至るトヨタの足跡を見ることができました。
名古屋 トヨタ産業技術記念館で観る自動車の歴史[観光におすすめ]
トヨタ産業技術記念館とは
日本の産業技術史について次代を担う人たちへ系統的に紹介するための施設。
明治44年に織機の研究開発のために創設した試験工場の場所と建物を利用して建設されたそうです。
私も車が好きなので前々から興味があったのですが、行って見ると広大すぎる土地と施設の大きさに驚きがありすぎました。
そして、日本の自動車産業を世界的な物に導くトヨタのモノづくりへの情熱を体験できましたね。
繊維機械館
まずは、繊維機械館。
あまり知られない人も多いかと思いますが、トヨタの歴史は自動車ではなく繊維機械(織機から始まっています)
繊維の歴史から当時の様子まで事細かに分かりやすく展示されており、人間が如何にして繊維を発展させて行ったのかがよく分かります。
特にこの繊維機械は実際に動かしながら見れるものが多く、実際にどんな感じで動力の変化があり、どんな物が織られていたのかと言う事までも知ることができ面白かったです。
あまりにも膨大な数の機械があるのですが、社員の方も数多く配置されているので、一つ一つ説明してくれるんですね。
さすがトヨタとしか思えない様な素晴らしい対応でした。
全く期待してなかったのですが、実際に動く姿が見れると興味惹かれてしまい1時間以上もここで費やしてしまいましたよ。
自動車館
自動車館では、トヨタ喜一郎の言葉と共に当時1920年代の様子が描かれてるとこからスタート。
当時はシボレーを分解することから自動車の施策は始まったそうです。
未来を見据えて思いっきり舵を取る事の出来る経営社の力は素晴らしいですね。
成功したから残った言葉でしょうが、とても凄い事ですよね。
当時の鋳物の様子ですね。
こちらは型どったボディーパーツの試作段階。
こんな感じで木型に合わせて作られていたみたいです。
そして、記念すべき1号車のレプリカがこちら。
ここから全てが始まったんですね。
トヨタ喜一郎の言葉の数々が展示されております。
そして、お待ちかねの自動車工場風の自動車の生産技術、開発技術のコーナー。
大規模すぎて1時間くらいまともに掛かります。
2階は自動車の仕組みを知るコーナーとなっております。
自動車の仕組みとその技術の発達する時代の変化を体験しながら、各部品の意味を知る事が出来ます。
1階に降りると自動車組立の流れと技術の変化を知る事が出来ます。
マジで広大すぎて工程の一つ一つがしっかりと見れるので、当時の量産の大変さがよく分かる歴史となってます。
現代の自動車組立のロボット作業の実演風景が見れます。
ボタン一つで自動車がどんどん出来上がっていく姿を見ると、テクノロジーの進化の素晴らしさに目が丸くなりますよ。
そりゃあ、AIで仕事無くなりますよね…。
時代を彩ったトヨタの名車たちがずらっと並んでました。
EVへの変貌がこれからの主流になるでしょうが、自動車の歴史にはやっぱりトヨタありって感じですね。
まとめ:面白すぎて3時間でも足りなかった
世界的な産業の技術開発の様子や変化を知るには、とても社会勉強になって素晴らしい博物館。
興味がない人連れて行っても、実際に動かすところを見れるので、子供からお年寄りまでも楽しめる施設だと思います。
繊維館に1時間、自動車館に2時間居てもまだまだ飽きない位に面白かったです。
平日はトヨタ関連の海外の方以外は、ほぼ一般のお客さんが居なかったので見やすかったですよ。
愛知に行くならぜひ時間を作って観に行ってみて下さいね。
るるぶ愛知 名古屋 知多 三河 ’20 /JTBパブリッシング