最近ハマった漫画「山と食欲と私」の影響で山に登りたくなり、突撃で金剛山に登りました。
大阪にある1000mを超える関西で人気の山に登山初心者が挑戦してきたんですね。
事前に準備した物や持ち物、服装、アクセス、ルート、駐車場、苦労した事、感想などを紹介したいと思います。
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金剛山に初登山![太尾道~頂上~青崩道ルート]装備や駐車場・必要時間など
金剛山とは
奈良県御所市と大阪府千早赤阪村の間に位置する1,125mの山。
ロープウェイなどもあり、誰でも手軽に登れる山なんですが山頂までのルートが沢山あるの何度も楽しめる人気の山となっています。
日本二百名山の一座。
今回登ったルートは、水越峠~西太尾ルート
今回登ったルートはこちら。
- 登り→水越峠~太尾~山頂
- 下り→山頂→青崩道~水越峠
初心者なら素直に金剛山登山口バス停からのルートにすればいいのですが、わざわざこの道を選んだのかと言うと、登る人が少なそうって理由です。
せっかく山に行くなら人の少ない所で自然を感じたいのですよね。
千早赤阪村に何度か釣りでお邪魔してたのですが、あの登山道の混み様はいつ行っても凄かったんですよ。
あんなに一気に登ったら面白くないなと思い、色々と情報を探してこちらのルートに決めました。
初心者ですが基本の体力はある予定でした(登るまでは甘くみてましたw)
水越峠駐車場
駐車場は、水越川公共駐車場ってのがあります。
8時の時点でいっぱいだったので 、手前のトイレ付近に縦列駐車で停めました。
シーズンになると恐らくこの辺りは無料なので、車でいっぱいになると思います。
トイレはこんな感じですので、綺麗さは求めてはいけません。
千早の道の駅で済ませてきましょう。
トイレの横に登山靴を洗う水道があって、下山した後に有り難かったです。
無料ですが資源は有効に使いましょうね。
登山開始 水越~太尾ルート
8時にスタートした今回の登山。
初心者ですし、単独ですので、早めに行ってのんびりと登ろうって感じです。
ちなみに朝イチなら、大阪市内から車で1時間あれば到着します。
水越川公共駐車場から歩いて数百m先にある登山口。
事前に調べてたので良かったのですが、絶対に見落としますw
本当はカヤンボのルートで行くはずだったのですが、この時に完全に間違えてました。
この看板ほぼ見えませんよ。
登り始めの登山道。
思ってた以上に急な坂で、足元はある程度歩きやすいですが、久しぶりの山だと結構きついですよ。
途中なだらかになると呼吸が戻るのですが、結構坂道の負担はデカかったです。
街に住んでると本当にコンクリートの道しか歩かないし、エレベーターとか、エスカレーターとか使いすぎてると、超ゆとりになってしまってます…。
少し休憩しながらマイペースでの登山。
最初の30分で1/3位のルートを登れて、出会ったのは3人だけ。
思ってた以上に人気のないルートでしたね。
木が生い茂ってて吸い込まれそうな感じですね。
なんかこの森の中に一人で居られる心地よさが、なんとも登山の醍醐味なのかと思います。
自然と一体化して時間も忘れてただただ歩くと言う無駄な行為。
一見無駄だけど、大切な事を思い出させてくれるいい時間です。
まぁ、このルート予想以上に急勾配だった事に後悔した中盤辺り。
本当に帰れるのかと思うくらいに膝が上がらなくなって来ます。
ランニングと登山だと全然違う筋肉使ってますよね。
普段からスクワットや階段ダッシュをしておかないと、山登りきつそうです。
急勾配と言う事は山頂にも徐々に近づいてるんでしょう。
徐々に靄がキツくなって来て、気温が下がって来て寒いです。
汗かいて結構体が冷えてます。
分かっていたけども、山の気温の変化と運動量に関しては実際にやってみないと感じられませんね。
太尾塞跡
ここでやっと半分程度です。
正直この辺りで足の疲れはかなり来ましたね。
傾斜が半端なくキツかったのと、膝を上げる事での負担が凄く疲れました。
単純な階段ではなく、自然の道を歩いてるので、とにかく道の安定感はありません。
ペースを上げずにゆっくりと進まないと結構辛くなりますよ。
残り1/3になってからは比較的なだらかになってちょっとペースが上がります。
気分的に終わりが近づいて楽になります。
ただこの辺りから雨がぱらついて来ましたね。
もう分かってはいたけど、上に行くに連れて霧しかありません…。
頂上に行っても何も見えないんじゃないかって気分は、ペースが上がりませんね。
おまけに雨ですからw
大日岳 山頂
モヤモヤの山頂までのルート。
雨の中最後の元気を振り絞って下ります。
やっと到着。金剛山の山頂にある転法輪寺。
そして、1時間13分歩いた目的地。
金剛山の山頂。
そして、達成感を半端なく下げるこの何も見えない景色…w
霧靄消えてくれ。雨止んでくれ。
山頂にある売店。
山って電波も入るし、物も売ってるんですね。
トイレもあるし、ゴミも捨てられるし、至れり尽くせりな世界です。
山ごはんを食べる[山食]
今回の目的でもある山と食。
キャンプ行って食べるくらいなら、山に登って食べた方が良いじゃないかと思って登った面もあるので、ガスバーナーも準備万端です。
塩ラーメンとソーセージを使っての山飯です。
時短とガス節約の為に水を200mlしか使わずに粉末スープも半分に減らしました。
そうする事でスープを頑張って飲まずに済むので、ラーメン食べた後のスープ問題を解決できます。
せっかくなので、残りのスープにご飯を投入。
チーズを入れて軽いリゾットにしました。
2度美味しいけど、炭水化物のWパンチですね。(帰り道もあるので、食べ過ぎ注意です)
活動してるのでこんな時くらいは良いでしょう。
食べ終わった後のクッカーは、ティッシュで拭いて持って帰ります。
ちなみにゴミはジップロックに入れて、小さくまとめて持って帰りました。
ゴミ箱はあっても、自己責任で持って帰るのが山のルールじゃないのかな。
下山 青崩道ルート~水越峠
1時間位山頂で休んでたら少しずつ晴れて来ましたね。
下山のルートは、最初に思ってた所が通れなくなってたので、来た道を戻って、途中から青崩道へ入る感じで行きました。
セトって書いてる道ですね。
最初の1/2の道は、すごく緩やかな下り道で楽々行けました。
「この道めっちゃ楽じゃないか!」とテンション上げて走っていましたw
途中から道という道がまともじゃなくなっていて、結構登る人も下る人も大変な道になってますw
足を着くポイントに気を使うし、結構足が疲れて半分過ぎてからはかなりしんどかったです。
上赤坂城跡
こんな平坦な道ばかりなら楽なんですけどね。
行きと同じで、最後の方はかなりの急勾配に不安定な段がいっぱいで、めちゃくちゃ大変でした。
左の膝にかなり来て、もう限界ってくらいに疲れ果てたかった最後1/3の道のり。
最初に走ってた事が、後に響いて来るとはねw
下の駐車場に着いたのが下山始めて50分後ですね。
30分くらいで下れるかと思いましたが、馬鹿な事を考えずにゆっくり1時間位掛けて降れば良かったです。
こんなにも足を消耗するとは流石に疲れましたよ。
登山時間
- 登り→1時間13分
- 休憩→1時間
- 下り→51分
今回はこんな感じでした。
思ってたよりも時間は掛かりませんでしたが、疲労感はいっぱいなのでめっちゃ疲れました。
一人で大自然を満喫できたし、山飯も食べれたし、良い運動にもなりましたよ。
懲りずにまた関西の山に登りたいと思います。
今年の秋から月1登山を目標に体つくりを頑張りたいです。
持ち物
- リュック26L
- リュックのレインカバー
- ガスバーナー+ガスボンベ
- クッカー
- ご飯類
- 水筒
- 水
- クッション
- 帽子
- 着替え
- タオル2枚
- サングラス
とりあえず1~2時間で登れますし、そんなに重装備は必要ないと思います。
着替えとタオルに登山の出来る格好とトレッキングシューズがあれば良いでしょう。
山頂で食べる弁当や座る時のクッションなどは用意しとくとより良くなると思います。
服装
- Tシャツ…ジオライン半袖(モンベル)
- 羽織る物…ドライEXジップパーカー(ユニクロ)
- タイツ…CW-Xスタビライクス(ワコール)
- パンツ…グラミチのショーツ
- 靴…タイオガブーツ(モンベル)
普段からアウトドア系の物をよく着るので、用意したのは新しいトレッキングシューズだけ。
めっちゃ歩きやすくて良かったです。
登山の時は、汗をかいてもすぐに乾く素材を着るのがポイントです。
標高高い所では10℃とか平気で違うので、汗かいたままで休憩すると風邪ひきますよ。
山頂で着替える様なシャツの替えも持って行きましょう。
初の金剛山の感想
今回のルートは、思ってた以上に険しい道のりでしたね。
ベーシックなルートで行けばなだらかな階段なのですが、わざわざこっちを選んだのでしょうがないです。
それでも良い運動になったし、実際に登る事で足らない物も見えて来たし、今後に繋がる良い勉強になりました。
とりあえず初心者は、思ってる以上にゆっくりペースで歩いて、休憩もしっかり取って、ストレッチも入念にしておくと良いでしょう。
大山以来10年ちょいぶりだし、達成感もあり楽しかったです。
とりあえず筋肉痛を直して、スクワット始めましょうかw
次は横にある岩湧山の山頂を目指しましょうかね。