大阪のフェルメール展を観に行って来た[日曜日の混み具合や良かった作品]

なかなか行なかったフェルメール展を観に行って来ました。

今回は、過去最大の6作品が一挙に展示されており、門外不出と言われる｢取り持ち女」が日本初上陸。

一生に一度しか観えないかもしれない貴重な体験を紹介します。

東京と共に貴重なフェルメール展に選ばれたのは、大阪の天王寺にある大阪市立美術館。

ここへは、初めて行ったのですが昔住んでた天王寺のイメージと全然違う街になってて驚きましたね。

ハルカス出来てからどこも綺麗になりましたね。

天王寺駅から天王寺公園を通って私立美術館に向かう道は、春休みだと言う事もあって大混雑。

ドッグランで遊ぶ犬や芝生で団らんする家族など激混みです。

昼前の時点で、どこの飲食店も並びまくってましたよ。

人のキャパを考えるともっと気温が高くなると人が増えそうな雰囲気です。

今回の見所は何と言っても日本初公開の「取り持ち女」でしょう。

そして、大阪では過去最高の6作品が一挙に揃うと言う事で注目度が非常に高かったのですが、東京では8作品の公開となってるので優劣はありますねw

チケット口から並ばずに購入出来て、トイレも空いてる。

音声ガイドも普通に並ばなくても大丈夫でしたし、中での移動も思った以上に少なかったです。

外の感じではもっと入ってるのかと思いましたが、意外と中は空いており拍子抜け。

2月から始まっての3月末だったので、ちょうど良いタイミングだったのかもしれませんね。

フェルメールの6作品は2作品ずつに分かれて合計3つの部屋に展示されておりました。

とても部屋自体が広々としてるので、人が多くても非常に観やすくて、待って入れば正面からでも観る事が出来るのでそこまで窮屈さを感じずに観ることができました。

時間制限もないので、じっくりと好きなポジションから眺める事が出来るので案外特別展でも余裕がありましたよ。

フェルメールを観るまでに17世紀の絵画が並んでいるのですが、フェルメール以上に素晴らしい作品が沢山あります。

ハブリエル・メツーやヤン・ステーン等の作品が個人的にはお気に入りでしたね。

最後の部屋に展示されてる「手紙を書く女」「手紙を書く男」この辺りが見所です。

同時代の影響を受けた画家たちのタッチの違う感性を楽しめます。

個人的に今回の作品で一番良かったのは「手紙を書く婦人と召使い」でしたね。

描かれた作品を解釈するのってなかなか難しいのですが、光を操るフェルメールらしい構成と見事な構図が美しい部屋の片隅の女性の感情を引き出しています。

本当は牛乳を注ぐあの絵を観たかったですがw

世界的にもかなり貴重な絵画を目に出来るとても貴重な機会となってます。

日本でも次にいつ見れる機会があるか分からないので、このチャンスを見逃さない様に観に行って下さいね。